大坂なおみ選手2度目の全豪優勝!試合の強さの秘訣は?

日本時間2021年2月20日にメルボルンで行われた

テニス・全豪オープン女子シングルスで

大坂なおみ選手が見事2度目の全豪優勝を果たしました!!

   

決勝の相手は世界ランキング24位のジェニファー・ブレイディ(米国)選手。

第1セット 6-4先取、第2セット 6-3で連取しました★

   

2年ぶり2回目の全豪オープン制覇、グランドスラムは実に4勝目になります!

そんな大坂なおみ選手、

実は2016年は世界ランキング40位、2017年は44位と低迷していました。

2018年には世界ランキング4位、2019年に初優勝、

そして今回全豪オープンで2度目の優勝をするまでの強さの秘訣をお伝えします!

2021年全豪オープンの大阪なおみ選手の戦い方!

今回のテニス全豪オープン女子シングルスで

様々な選手と戦った大阪なおみ選手ですが3人に絞って

対戦相手とどんな戦い方をしたかをまとめてみました★

セリーナ・ウィリアムズ選手との対決

四大大会で23回の優勝を誇る世界女王セリーナ・ウィリアムズ選手に

2対0のストレートで勝ちました!

   

セリーナ・ウィリアムズ選手は大坂なおみ選手にとって大の憧れの選手。

「セリーナがいなければ、テニスをしていなかった」と言うほどです!

左 セリーナ・ウィリアムズ選手   右 大坂なおみ選手

そんな憧れのセリーナ・ウィリアムズ選手との試合に勝つことは決して簡単なことではなかったそう。

セリーナ・ウィリアムズ選手に勝った秘訣はこちら★

1 とにかくストロークで粘る

2 得意のサーブで攻める

3 ミスしても崩れることなくしっかり気持ちを立て直した

  

大坂選手は試合後のインタビューで

「最初はミスが多く緊張して怖かったが、観客も入ったので試合を楽しむことにした。

セリーナ・ウィリアムズ選手を相手にひどい試合をしたくなかったので、ベストを尽くした」

と話していました。

  

きっと憧れの選手を目の前に凄まじい緊張だったと思います。

それでもストレート勝ちしたのは

得意の攻め技で攻め、ミスをしてもすぐ立て直したことですね!★

準々決勝 謝 椒薇(シエ・スーウェイ)選手との対決

謝 椒薇(シエ・スーウェイ) 選手はとてもクセのあるプレーをする選手です。

というのも予期しないコントロールで攻めてくることで有名です。

実際、2019年に対決した時は振り回されてイライラして

大坂なおみ選手がラケットを投げることもあったみたいです💦

大坂なおみ選手 ラケットを投げる姿

元プロテニス選手の杉山愛選手もテレビで

『誰もやりたくない(試合をしたくない)選手』とも言っていました!

謝 椒薇(シエ・スーウェイ) 選手

謝 椒薇(シエ・スーウェイ) 選手に勝った秘訣はこちら★

1 終始落ち着いて試合をする

2 謝 椒薇(シエ・スーウェイ) 選手のクセのあるプレーの分析力

3 とにかくこの試合は『崩れないこと、ミスをしないこと』という気持ちで戦った

   

大坂なおみ選手が低迷していた2016~2017年はまだ19歳~20歳。

心に余裕もなく、焦りやイライラが募るとプレーにも反映してしまっていました。

   

そんな彼女が今回勝ったのはとにかく落ち着いてミスをしないという基本的なこと。

実際、試合でも凡ミスの数は謝 椒薇(シエ・スーウェイ) 選手より

9本少ない14に抑える安定感でした!

ガルビネ・ムグルサ選手との対決

ガルビネ・ムグルサ選手は2016年全仏オープンと

2017年ウィンブルドン選手権の女子シングルス優勝者という実力の持ち主!

WTAランキング最高位はシングルス1位に輝くほど!!!

身長182cmと長身でパワーもあります!

ガルビネ・ムグルサ選手

そんなガルビネ・ムグルサ選手との対決では

今大会(2021年全豪大会)で初めて大坂なおみ選手がイライラでラケットを投げつけました。

ガルビネ・ムグルサ選手に勝った秘訣はこちら★

1 気持ちを早く切り替えた

2 ピンチでも自分の立て直し方を分かってすぐ持ち応えた

3 自分でコントロールできるサーブとリターンに集中!

   

技術もパワーも世界ランキングも素晴らしいガルビネ・ムグルサ選手。

大坂なおみ選手も思うようにいかず初めてラケットを投げつけるシーンが見られるほど。

   

しかし気持ちは次のゲームに持ち越さず、しっかり気持ちを切り替えたことがカギに!

その結果しっかりと逆転勝ちを功さめました★

2つの試合に共通していることはとにかくメンタル面でとても成長したということです!

まだ10代で順位が40位と低かった2016年の大坂なおみ選手とは

全く違った気持ちの持ち方に変わりましたね!

そしてとにかくミスを無くすということに徹底していることが今回の戦い方でした!!!

全豪試合 大坂なおみ選手

大坂なおみ選手の強さの秘訣は中村豊コーチとの関係性にある!

中村豊コーチとの良い関係性

今までたくさんのコーチの元で練習を重ねてきた大坂なおみ選手。

現 専属コーチの中村豊コーチとはとても良い関係とのこと。

大坂なおみ選手も

「何より大切なのは、私たちは、とてもよく話すということ。

私と豊、そして(コーチの)ウィム・フィセッテは

お互いを理解し強い信頼関係を築き始めている。

それはたぶん、トレーニングよりも重要なことだと思う」

と話しています。

左 中村豊コーチ    右 大坂なおみ選手

そんな中村豊コーチは大坂なおみ選手と話すときに気を付けていることがあるんだとか。

大坂なおみ選手はすごく繊細な選手だから

言葉の選び方、話し方、さらには声のトーンまで気を付けているという。

こういった信頼関係はもしかしたらプレーの技術面以上に

大切なことなのかもしれませんね!

大坂なおみ選手のトレーニングの仕方にもこだわる!

そして中村豊コーチの教え方はただトレーニングをするだけではないと言っていました★

何のためにトレーニングしてそれがどうやってテニスと繋がるのか。

説明しながらトレーニングするとのことでした!

   

とても簡単な動きや基礎的なトレーニングでもその動きをどうテニスにつなげるかを

伝えながら寄り添ってコーチをしているとのこと。

コーチのウィム・フィセッテとトレーニングする大坂なおみ選手

ただ技術力アップのためにコーチの言いなりではなく納得しながらトレーニングする。

例えば『バックサイドにボールが来た時に、深く入れるように』とか。

今大会でよく見られ、今後の彼女の武器ともなるドロップショットでは

『ドロップショットを返す時、ギリギリで手が上手に伸びるように、

下半身を安定させるためにこれをやる』とか。

   

そしてそのトレーニングは毎日のルーティーンでありながら

中村豊コーチがプランニングし、やり方を変えながら成長に繋げていく。

そんなトレーニングだったそうです。

そんなトレーニング方法が技術面の成長の秘訣だったのかもしれませんね!

大坂なおみ選手の勝利の理由は『最大の武器のカリスマ性!』

心体技すべてにおいて成長をした大坂なおみ選手。

もちろんとても素晴らしいことではありますが彼女はとにかく

みんなを引き付けるカリスマ性とファンサービスが良いんです。

   

先日の全豪オープン女子シングルスの優勝後、来る人来る人にしっかり

サイン、写真などを受けていたのは印象に強かったです。

丁寧にサインする大坂なおみ選手(2021年全豪試合後)

そして現 専属コーチの中村豊コーチも

大坂なおみ選手の専属コーチになる時、

彼女の見る者を引きつける魅力に惹かれ、専属コーチのオファーを受けて

専属のコーチになったんだとか。

惹きつける力がすごいですね!

確かに、インタビューのあいさつでもとっても穏やかで可愛らしい挨拶ですよね!

Thank youの代わりに『おやすみ~』と言って閉めたり

今大会のインタビューの最後も『勝ったよ~』と言ったり。

インタビュー中の大坂なおみ選手

米国に住みながらも【日本人】という国籍であり日本語を勉強する姿にも

プレー以外で惹きつけられてしまいますね!

   

今回の試合で大坂なおみ選手は世界ランキング3位から2位に浮上しました!★

今後オリンピックなど様々な大会でさらに活躍が見込める日本人選手!!

心体技を兼ね備え、カリスマ性も抜群な彼女にまだまだ目が離せませんね!!!

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